ナフタレンによるボードゲーム紹介ブログ。 Get Your BOARD Game On ! 略してGybgo(ジブゴ)。 スキマ産業二番煎じ! 人の知らないような微妙なボードゲームを主に紹介していく予定ですw。 レビューする文章力とかないから紹介だけですよ。

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邦題:ブラッドバウンド
原題:Blood Bound
デザイナー: Kalle Krenzer
プレー人数:6~12人
プレー時間:15~30分
ジャンル:正体隠匿、推理、チーム戦

playgame: なし
BGG: http://boardgamegeek.com/boardgame/130877/blood-bound

一言で言うと:
ダイスを振らないシャドウハンターズ
(シャドハン知らない人には)正体隠匿型チーム戦論理推理ゲーム


今回の紹介はブラッドバウンド。
2013年にドイツ語、英語版が出版され、アークライトからもすぐに日本語版が発売されました。

内容は正体隠匿チーム戦。
公式サイトには「人狼系」と謳われてますが、プレー感は「シャドウハンターズ」が一番近いです。
更に言えば「悪魔城への馬車」をスッキリさせた感じ。


プレイヤーは全員吸血鬼となり、薔薇の氏族と野獣の氏族に別れてお互いを滅ぼそうとします。
目的はお互いの氏族(チーム)のリーダーを殺すこと。
物騒ですね、はい。

プレー人数最低6人とやや敷居は高いです。
偶数なら半数が薔薇の氏族(赤)、半数が野獣の氏族(青)になり、
奇数ならばどちらにも属さない異端審問官が一人入ります。

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こちらがカード一覧。両チーム1~10までと異端審問官が2枚。
各チームこのうち数枚(3~6枚)が配られ、奇数なら異端審問官の2枚のうちどちらかがランダムに入ります。

箱絵もそうですが、このカードの絵がまたB級でw。
あんまり流行ってない原因の一つかなぁ、と。
ちなみにある人曰く、この人たちはこのゲーム出した出版社の社員らしいですw。


ゲームの目的ですが、相手のチームのリーダを殺すことでした。
ではリーダーが誰かと言うと、それぞれのチームで番号が一番小さい人がリーダーになります。

正体隠匿なので敵はもちろん味方の番号も最初は分かりません。
敵だけでなく味方のリーダーも探して守る必要があるわけです。
もちろん1番を持っていれば必ずリーダーです。
ただ1番が入っていない可能性もあるので、他の番号がリーダーになることも多々あります。


ではゲーム内容。


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まずセッティング。
テーブル上にトークンとアイテムカードを並べます。
数字トークンは並べて、「赤」「青」「?」のトークンは色別に。

全員に正体カードを配り終えたら各自、自分だけがそのカードを見ます。


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ここで使うのがこのサマリーカード。
右下に変な切れ欠きがあります。


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これを正体カードに重ねることによって、右下の陣営マークだけ公開することができます。
ゲーム開始時に、これを使い自分の左隣の人にだけ陣営マークを見せてからゲームを始めます。
右隣の人が敵か味方か知った状態でゲームが始まるのですね。


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手番プレイヤーは手番マーカーを持ちます。
無駄にでかいナイフ型マーカー。

これを使って誰か一人を攻撃します
もしくはパスして誰かに手渡すことも可能。

このゲームはライフ制です。全員4ライフ持っていて4回ダメージを受けたら死亡します。
そして誰かが死んだらそこでゲーム終了
死んだのが殺した人から見て敵のリーダーだったらその人のチームが勝ち。
リーダー以外、もしくは味方だった場合、反対側のチームが勝ちです。
異端審問官は後述。

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各カードの右上には番号と「赤」「青」「?」のどれか2つが描かれています。計3つ。
ダメージを受けたプレイヤーは描かれてる3つのうちどれかのトークンを取って自分の前に公開します。
好きな順序で取れますが、一つのマークにつき一個です。重複はできません。

一緒に置かれているのがサマリーです。各番号ごとのマークが描かれています。
つまりダメージを受けることで、自分の正体のヒントを周りに公開することになります。

例えば「赤」トークンを出せば陣営は赤で、番号は1・5・6・7・8・9のどれかだと判明します。
その後2ダメージ目でもう一つ「赤」を出せば、1・5・6のどれかです。

それでは「番号出すのは3ダメージ目じゃん」と思いますが、
刺された時に、番号トークンを公開するとキャラクターの特殊能力が使えます
これがかなり大事です。刺されないと使えないのです。しかもその瞬間だけ。
なので場合によっては早めに番号を出して能力発動しに行くこともあるでしょう。
なお、能力の発動は任意です(英語ルールより)。

さらにもう一つ。
刺されるプレイヤーは助けを求めることができます。
その場合、身代わりになりたい人は名乗り出てください。
身代わりを求めた側は、名乗り出た中から身代わりしてもらう相手を選びます。
身代わってもらうことを断ることもできます。

身代わりをした際、身代わりをしてダメージを受けたプレイヤーは必ず番号を公開します。
逆に言えば、番号が既に公開されている場合、身代わりを申し込むことはできません。
これもかなり大事。

そして刺されて番号を出すので能力は発動できます。


最初に右隣の人の陣営を見ているので、敵だったら刺すのがセオリーですね。

身代わりの有無にかかわらず、刺されてダメージを受けた人が次の手番です。


それでは能力の説明。長いよ。

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1番「エルダー」
能力:『羽根ペン』を使用する。

1番は必ずリーダーになります。見つかったらピンチです。
しかし能力を使うことによって自分のチームのリーダーを番号が一番大きい人に変更できます。

苦労して突き止めたリーダーが変更されてしまったら悔しいですね。
あまり早く使いすぎても探す対象が変わるだけだし、遅すぎると大きい番号も把握できてしまうのでタイミングが大事。

『エルダーが死ぬことないじゃん?』と思うかもしれません。
しかし他のカードによってそれが起きるのです。


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2番「アサシン」
能力:任意のプレイヤー1人に2ダメージ与え、手番を渡す

かなり凶悪な能力です。
まだ2ダメージだと安心してる敵のリーダーをいきなり殺すことができます。

そしてここでもう一つ大事なルールを。
先ほど『刺された時に、番号トークンを公開するとキャラクターの特殊能力が使える』と書きました。
つまり、他のプレイヤーの特殊能力によるダメージで番号を公開した場合、特殊能力は発動できません
超大事。
『特殊能力でダメージを与えて、敵の能力を封殺する。』これがこのゲームの肝です。

全員1ダメージ受けた状況で、?が多く、敵の色のトークンを出しているプレイヤーが少ない場合、アサシンでエルダーを狙って正体を公開させに行くといったプレーができます。
当たればかなり有利になりますが、アサシン自体の番号も若いためリーダーの可能性が高いです。
その場合敵チームはまずエルダーがいないことに賭けてアサシンを殺しに来るでしょう。

能力使用後、手番はダメージを与えた相手に移ります。


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3番「ハーレクイン」
能力:プレイヤー二人を指名し、正体カードを見る

まず注目するのは左下。
そう、ハーレクインのみ、右下のトークンが陣営とは逆の色になってます。
印刷ミスじゃないよ。
あくまで自分のチームは左上、もしくは背景色なので間違えないように。
毎回必ず一回は誰か間違えますw。

右下のマークはゲーム開始時に左隣のプレイヤーに見せるのに使いました。
ということは自分がハーレクインの場合、左隣の人は自分の陣営を誤解してしまいます。
これによって有利になることも、不利になることもあります。

ゲームに慣れてきて、行動やトークンから陣営が把握できるようになると、どちらかのチームがやけに多いなと思うことがあります。
そんなときは大抵このハーレクインがどこかにいますw。厄介。


そして能力は『任意のプレイヤー二人の正体カードを見る』。かなり強い。
早めにエルダーを探しに行くもよし(その場合味方にアサシンがいないと辛い)。
あと二択って状況まで我慢して、確定打を打つもよし。
使いどころが非常に大切。

ただし自分も番号若いのでリーダーの確率が高く、味方に刺される可能性も高いw。
立ち回りには注意しましょう。


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4番「アルケミスト」
能力:身代わった相手を1ダメージか1回復し、手番を渡す

アルケミストは他のキャラクターと違い、自分が身代わりになって正体を公開したときしか能力を使えません。
その能力は、今身代わりをした相手を1ダメージか1回復させる。

回復はいいですね。味方を守って回復してあげましょう。
回復した場合、公開しているトークン一つを戻します。
番号を戻すともう一度能力を発動できるのがミソ。
アサシンやハーレクインなどの強い能力を2回使えば勝ちが近づきます。

そしてダメージ。
『守ったのにダメージ与えて何の意味が?』と思うかもしれません。
大事なのはこのダメージは『特殊能力によるダメージ』ということ。
つまり相手は番号を公開しても特殊能力を発揮できません。

身代わってもらうかどうかは相手が選ぶので敵だと分かっていたら守らせてくれません。
つまり、味方の振りをしてだまし討ちするための能力です。
非常に使いどころが難しい。主に前者を使うことになるでしょう。


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5番「メンタリスト」
能力:任意のプレイヤーに1ダメージ与え、手番を渡す。相手は番号を公開する。

強制的に正体を公開させる能力。しかも特殊能力によるダメージだから相手は特殊能力使えません。
これもかなり強い。


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6番「ガーディアン」
能力:誰か一人の前に『盾』、自分の前に同じ色の『剣』を置く

名前の通り、誰かを守るのが役目。
『盾』を置かれたプレイヤーは、攻撃を受けることも、能力でダメージを受けることもなくなります。
ただし自分から身代わりになった場合はダメージを受けます。
ほぼ無敵ですね。

『盾』を解除するには同色の『剣』を持ったプレイヤーが3ダメージ目を受けるのが条件。
『俺を倒してから行きな!』というわけです。

注意するのはガーディアンが3ダメージ目で能力を発動しても、3ダメージ目を受けることにより能力は即時解除されます。
使うなら早いうちに。ただし早すぎると味方かどうかも分かりませんよ。
味方のリーダーっぽいと思ったら守っておくのもいいですね。
後半で自分がダメージ少ないときに使えたらかなり手番が稼げて有利になります。

なお、アルケミスト効果で回復すれば二枚目の『盾』で同時に二人守ることも可能。
まぁ使わないと思います。


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7番「バーサーカー」
能力:攻撃してきた相手に1ダメージ

バーサーカーの名の通り、攻撃してきた相手に反撃します。
他のキャラクターと違って手番は移りません。

手番を移さずにダメージを与えるので、その後もう一度攻撃して2連撃できるのがミソ。
後半に加速するのに役立ちます。


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8番「メイジ」
能力:『杖』を任意のプレイヤー1人と、自分の前に置く

『杖』を誰か一人と自分の前に置きます。
『杖』が置かれたプレイヤーは「赤」か「青」のトークンを公開する際に、代わりに「?」のトークンを公開します。
つまりは正体を隠すことができるのですね。

味方の「リーダーの可能性のある人」に使っておくのがいいと思います。

なお、サマリーにはプリントミスがあり、「必ず のトークンを取って置く」になっているので「?」を補完しておきましょう。
参考:http://www.arclight.co.jp/ag//index.php?page=errata&item=LG-0091


毎回思うんだけど、自分の前に置く意味あるのかなぁ…。


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9番「ミストレス」
能力:任意のプレイヤー1人の前に『扇』を置く

誰かの前に『扇』を置きます。
『扇』を置かれたプレイヤーは身代わりを要求できません
「さぁ、みんなで殴ろう!」というわけですねw。

敵のリーダーが判明してから使うといいでしょう。



能力は以上。
どれも癖があり、強力なものは強力。
使うタイミングが大事になるでしょう。

また、能力を使ってしまうとその後身代わりができなくなります。

このゲームの終盤は互いのチームの手数のカウントで結果が見えます。
手数を増やすのには身代わりや、特殊能力が必要。
どれだけ取って置いて終盤を迎えるかが大事です。

なので私はこのゲームを「推理ゲーム」と言ってます。

人狼のように嘘を吐くこと必須とせず、
公開するマーカーにより物的証拠がある状態での推理。
前半こそ誰が誰を殴ったかの状況証拠が必要ですが、終盤はリーダー候補も限定され、手数戦になります。
なのでこのゲームの一番の盛り上がりどころは中盤、能力を使うかどうかの応酬にあります。

逆に言えば能力による逆転がない場合は最適解が見えてしまうので、それを嫌う人もいるでしょう。
協力ゲームになるので奉行も発生します。

しかし、それを許容できる人ならば確実に楽しめます。
おススメしたい一品です。



最後に奇数の場合に入る「異端審問官」の説明をば。

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「異端審問官」
能力:規定枚数の『呪い』を置く

まず、異端審問官はどちらのチームにも属しません。
右下の陣営マーカーは赤か青どちらかがランダムで入ります。
番号の場所には十字架が、その下には三色のマークが二つ書いてあります。
この三色のマークは「ワイルド」です。「赤」「青」「?」の任意のものを取れます。
最初に左隣に見せた色に沿って取るのがいいでしょう。
「?」を取るかどうかはプレイング次第。
「赤」「青」と取ってしまうと異端審問官が確定するのでやめましょうw。

異端審問官は自分だけ別の勝利条件を持っています。
勝利条件には以下の二つがあります。
・異端審問官が死亡する
・『呪い』を成功させる

まず自身が死亡すること。
通常、3ダメージを受けると正体がバレルのでその後死ぬことはないです。
これを満たすには2ダメージの状態でアサシンに殺される必要があります。

能力の発動は任意なので、バーサーカーを殴っても殺してもらえません。


もう一つの勝利条件、こちらがメイン。
『呪い』を成功させること。

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異端審問官は正体トークンを取ったら、『呪い』カードを使えます。
『真の呪い』1枚と、プレー人数に従って『偽の呪い』を使います。
これを取り、任意のプレイヤーの前に裏向きで、選んで置きます。

そしてゲーム終了時、勝ったチームのリーダーの前に『真の呪い』が置かれていれば、異端審問官だけが勝利になります。
勝ったチームということは有利な状況にあるチームなはずなので、早期にリーダーを特定するのは難しいです。

他のプレイヤーは当然、異端審問官の能力を使われないようにしないといけません。
不要な身代わりを受けることを避け、他人の身代わりにも理由を求めましょう。
リーダーと思って刺したら異端審問官だった場合はどうしょうもないです。
ハーレクインの能力で確認したり、能力ダメージで封殺したりが大事になります。

なお、異端審問官は他のプレイヤーに4ダメージ目を与えることはできません。
キングメイカーは禁止ということですね。


以上です。

コンポーネントもカードがメインで少なく、値段も安い。
大人数ゲームを探しているなら持っておいて損はないです。






 コメント一覧 (1)

    • 1. ぼうし
    • 2016年10月11日 15:51
    • 5 こんにちわ。通りすがりのものです。

      今回ブラッドバウンドのゲームをやるにあたって、ものすごく参考にさせてもらってます。ありがとうございます。


      さて、一つ質問があるのですが、もしお分かりになるのでしたら教えてください。
      「メイジ」の能力なのですが、杖は自分と誰かの前に置き、杖が置かれたプレーヤーは?トークンを出さねばならない、というルールにも説明書きがあるのですが、

      という事は能力を行使したメイジ自身もまだ陣営が明らかになっていない場合は?トークンを出すという事でよろしいのでしょうか。

      実はこの間プレーしていて、あるプレーヤーから質問があったもので・・・

      図々しい質問ですいません。もしでよかったら結構ですので何卒どうぞよろしくお願いいたします。

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